• 組織コンサルティング

参加型の集合研修を実施し、
自ら考えて発信し、行動できる風土に

ゴダイ株式会社

ゴダイ株式会社
代表取締役 浦上 卓也 様
調剤事業部長 川邉 整治 様

昭和5(1930)年創業。調剤薬局、ドラッグストア、介護を融合させた「超地域密着型の健康生活支援」を軸として、兵庫県姫路市を中心に141店舗を展開。来店客だけではなく、在宅の顧客に対して薬と一緒に生活用品なども届ける総合的なサービスを提供している。


弊社のサービスを導入したきっかけを教えてください。

浦上:

私が経営に携わるようになって14年間。組織づくりも含めていろいろ変革を進めてきたことで、かなり柔軟な会社になってきたと思います。しかし、どちらかといえば指示を待つ受け身な姿勢が多いので、社員がどんどん提案していけるような風土になってほしいと考え、サービスを導入しました。

浦上様

川邉:

社長が店舗づくりをずっと推進してきて、建物などハードの部分はかなり変わったのですが、ソフトの部分が追いついていないところがあったんです。歴史が長い会社なので、良くも悪くも指示を待つ風土があり、自分から発想したり発信したりすることに関しては、物足りない面がありました。ハードだけではなく中身が大事で、実際に運営していく人が変わっていく必要性を感じていました。

川邉様

サービスを導入して、どんな変化がありましたか?

川邉:

今は月1回のペースで集合研修をしています。コンサルタントの若林さんから、理論や物の見方を体系立てて学び、新しい言葉もたくさん教えてもらっています。当社ではこれまでも講義中心の研修はしてきましたが、今回のような参加型は初めてで、お互いにコミュニケーションを取りながら進めています。テーマに対して、みんなが意見を出せるようになってきたことで、どんな小さなことでもいいから実際にやってみようという動きが生まれました。

具体的には、処方箋があまり伸びていない店舗の人たちが集まって対策を考えるなど、自分たちで考えて行動に移すようになっています。他の店舗の人と一緒に活動するケースも見られます。まだ一部ではありますが、ドラッグと調剤が協力して健康相談会を開く店舗も出てきました。ドラッグの店長がチラシを配り、薬剤師が熱中症対策など季節に合った健康情報を伝える。薬剤師が処方箋を待つだけではなく、自分たちから患者さんに働きかけていく。こうした動きは、今後も増えてほしいと思います。

弊社に期待することについてお聞かせください。

浦上:

会社を良くしていくためには、経営層だけではなく、いろんな世代や役割の人が一緒に考えてやっていく必要があります。研修を一時的な取り組みで終わらせるのではなく、これをきっかけにして考え方や行動を企業風土としてしっかり定着させていくことが大事だと思います。

1年次、2年次、3年次など、経験年数によって研修の内容も違ってくるでしょうし、対象者ごとの進め方や効果的な方法を提案してもらい、今後もしっかりフォローしていただきたいです。

弊社のコンサルタントについて率直な感想をお願いします。

川邉:

私がコンサルタントの若林さんと接するのは画面を通してなんですが、学ばせてもらうことが多いですね。講師として、すごく人を見ている方だと思います。

私たちも店舗のお客さんや社内の人など、たくさんの人と出会ってきていますし、人と向き合う大切さは百も承知なんですけど、なかなかそれを常に維持するのは難しい。いつも若林さんは同じ姿勢で人と向き合い、必要なときは深く関わっていきます。本人は、薬剤師をしていた頃はろくなもんじゃなかったと言っていますが(笑)、もともと素養を持っていて、さらに学んだ理論に裏打ちされた行動なんだろうと思います。

今後のビジョンについて教えてください。

川邉:

今導入している組織理論は、トップダウンではなく一人ひとりが主体性を発揮していこうというものです。相手の中にある答えを引き出していくのですが、ある程度成熟していないと、投げかけても的外れのことが返ってくることがあって・・・。答えを相手にゆだねる難しさも感じています。

やはり、自ら考えて行動できる人材を育てていく、というのが今後のビジョンになりますね。そこに行き着くまでには時間がかかることもわかってきたので、できるだけ成長のスピードを上げていければと思います。

浦上:

みんなで同じ方向を向いて、いろいろな考えを出し合い、一緒に成長していける企業でありたいですね。

[インタビュー日:2023年8月10日]

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